うつ病の人間が家族に迷惑をかけないたったひとつの方法とは
うつ病になって、2ヶ月がそろそろ経とうとしています。
まだまだ自分自身完全に治ったという自覚はなく、体調が良い日と悪い日を繰り返しながら少しずつ前進しているように思える状態です。
ただどうしても自宅にいると、自分で勝手に「家族は僕のことを迷惑だと思っている。」とか「きっと自分が家にいることは家族にとってマイナスなんだろうな」と思ってしまうことが多いです。
でもきっと家族はそんなことを思っていないでしょうし、それほど私のことについて気を使っているわけではないと思います。妻には妻の、子供達には子供達の生活があり必死に生きているわけですから。
ただうつ病になるとどうしてもこういった自意識過剰気味になってしまいます。僕もそうです。
そんな自意識過剰状態を少しでもましにするために何ができるのかについて考えてみました。
目次
- 家事を手伝う
- 育児を手伝う
- 何もしないということを頑張ってると思いこむ
- 最後に
1.家事を手伝う
簡単に書きましたが、これができれば世話はありません。うつ病は辛くて寝込んでしまっている状態です。その中で家事をするなんてできるわけがないと思います。僕もそう思います。
うつ病の程度の問題だと思いますが、僕はとても辛いときは、洗濯物を畳むことしかできません。畳むといってもタオルと自分の洗濯物だけです。それだけでも精一杯です。でも家族はそれでも多分助かると思います。妻は自分だけではなく子供の洗濯物をたたまなければいけません。夫の洗濯物をたたむだけでもしなくていいのであればその分、違うことができますし、スマホをいじる時間ができるはずです。感謝しないわけはありません。
僕は体調の良いときは、台所などの水回りの掃除をして夕食のお米を研ぎ味噌汁の出汁をとります。
これだって立派な手伝いです。妻の仕事の5%でも手伝っているかもしれません。妻の仕事が8時間であれば、その5%は24分です。約30分妻の自由な時間を作ったのであれば僕はとても妻に貢献できているのではないでしょうか。1日30分、1週間で210分(3時間30分)、1ヶ月で930分(15時間30分)を妻が自由にできる時間にしたわけです。その貢献は素晴らしいものだと思います。
これは今後僕が一番やらないといけないことだと思うのですが、自分の行ったことを評価することを意識して練習するべきだと思います。その一環です、これは。
2.育児を手伝う
僕はこれは結構辛いところがあります。子供ってパワーがすごくてそのパワーに当てられて自分を卑下してみたり、辛くなったりするので、あまりうつ病の時は子供に関わらない方がいいというのが僕の持論です。
でももし育児をするのであれば、寝起きまたは寝るときに活躍してください。一番子供のパワーが弱まっている時がいいと思います。要はうつ病の育児というのは寝かしつけと寝起き後の着替えさせや朝食を食べさせるといったことがいいと思います。
ちなみにこの育児というのはだいたい0歳から7歳くらいまでの子供の育児です。
寝かしつけは大した労力はかかりません。子供よりも先に寝てしまわないようにしないといけないことは確かですが、うつ病の人は、寝つきがきっと良くないので、寝かしつけは得意ではないでしょうか。
寝起き後のご飯を食べさせるのはちょっと難しいかもしれませんが、規則正しい生活をすることが大事ですので、頑張ってみてください。
もし朝が起きれないのであれば、夜の寝かしつけだけでもいいと思います。妻は子供の寝かしつけをするといっしょにねてしまうこともあります。もしそうしたら自分がみたいテレビドラマが見れなかったり、家事の続きができなくなるかもしれません。と考えると僕がしたこというのはとても大きな価値になります。
3.何もしないということを頑張ってると思いこむ
これは屁理屈ですが、何もしないということはなかなかできることではありません。人間は誰しもつい何かをしてしまいます。本を読むかもしれない、スマホを触るかもしれない、ふと何かを考えてしまうかもしれないです。それを全くしないのです。かなり辛いことかもしれません。何もしないということは何も考えません。
この何もしないという苦行をしていることは自分にとってとても価値のあることだと思い込むというか思ってください。実は何もしないということはうつ病にとって一番の治療だと言われています。治療をしていることを理由にして、何もしないというのはなかなか難しいかもしれませんが、できるだけ休息はした方がいいと思います。
僕もつい、何もしていない状態というのが嫌いで、何かをしようと用事を探してしまいます。でもそれは家族にとって、特に妻にとってはあまりいいことではありません。妻の用事をとってしまいかねません。なので何もしないということは、妻にとってもいいことだと思います。
最後に
実はうつ病で一番辛いのは家でじっとしていることかもしれません。なかなか難しいことであるのですが、なんとかしてじっとしているようにしましょう。僕もじっとしていることは辛いですが、なんとか頑張ってじっとしていようと思います。