うつ病になって「〜ない」こと。本が読めない
うつ病になったことがない人にわかってもらいたい〜ないこと
うつ病になったことがない人はきっと、「うつ病ってどんな状態なんだろう」とか、「何が辛いのかわからない」とか、色々と思うことは多いかもしれません。
外見で何か変わったことがあるわけではないです。インフルエンザのように高熱に犯されるということもないですし、水疱瘡や蕁麻疹ように体に斑点ができるわけではありません。
外見では健康な人とあまり変わりないように見えます。でもうつ病の人の内側では色々なことが起こっており、とても混沌としているので、その話をしたいと思います。
ここでは、僕がうつ病になって起こったことです。他の方ではならないこともあるかもしれませんし、もっと辛い状況になっている方もいるかもしれませんので、ご参考程度に見ていただければと思います。
大好きだった本が読めなくなってしまった
これはとても大変なことでした。一番最初に「〜ない」に絶対に書かないと行けないと思っている項目です。
今まで本は大好きでした
僕は以前は本を読んでいた方だと思います。社会人になってからはビジネス書を一ヶ月で10冊程度は読んでいました。これが一人のビジネスマンとして多いか、少ないかはわかりませんが、それなりに読んでいたと思います。
読んでいたのはビジネス書だけではありませんでした。僕は村上春樹さんが大好きです。ノルウェーの森も何回も読みました。 またちょっと軽い感じの作風である赤川次郎さんもとても大好きで学生の時はがむしゃらに読んでいました。
うつ病になって読めなくなった、読みたくなった
でも、うつ病になってからはパタンと本を読むことがなくなりました。一冊もです。一つも読みたいと思わなくなりました。 頑張って、本を開いてみても文字が頭の中に入ってこないのです。何を書いているのかが理解できなくなってしまいました。 文字をなぞってみるということはできるのですが、その文章が何を言おうとしているのか、何が言いたいのかが全くわからなくなってしまいました。
読みたくなくなったと書きましたが、もっと正確に書くと本当は読みたいのに、読めなくなってしまったという方が正しいです。読めなくなってしまい、読みたくなくなってしまったということです。本当は読みたいのにです。
これは、本当に辛いです。今できていたことができなくなってしまうということの辛さの代表格でした。 これは、2017年の9月ぐらいから読めなくなり、11月になって全く読めなくなりました。
今は本を読む練習をしなといけないと考えて、無理やり本を読んでいます。1日5ページ程度しか読めませんが、続けています。今まで読めていた本が読めない辛さって本当にきついです。
ひとつの「〜ない」をひとつの記事にします
うつ病になって「〜ない」ことすべてを一つの記事にするととんでもない文章量になってしまいます。なので、記事を分けて紹介したいと思います。
この「〜ない」を書くというのは結構辛いです。自分がどんどんできない人間に思えてしまいます。でも、これをしていかないと元気になるためのステップが見えてこないような気がします。なので、苦しい作業ですが行なっていきたいと思います。