僕と家族の距離について。怒らない距離、気にしない距離。
うつ病患者として自宅で療養していると、子供のことでついイライラしてしまったり、怒鳴ってしまったりすることがあります。
でも、よく考えてみるとそれをするのは僕の仕事では無いように思います。
こういう考え方に変わったことで、子供に対して怒ると言うような事は無くなりました。
そのおかげで自宅にいてもイライラすることなく子供と普通に付き合うことができるようになりました。
今回はこの話をしたいと思います。
子供を怒ってしまう
うつ病になって最初の頃は、子供が幼稚園から帰ってきたら腹が脱ぎ散らかしてあることに怒ってみたり、小学校の娘が宿題をしているところで横から茶々を入れてしまったりしていました。
そのせいで僕もイライラすることが多かったですし、妻も僕が隣ちらしていることを見てイライラしていましたし、子供たちは僕にいつ怒られるかとビクビクしていました。
確かに親の仕事と言うのは子供のしつけです。よくないことをしていれば注意しなければいけませんし、子供が正しいことをするように導いてやらなければいけません。
考え方が変わった、気づいた
でも、ある日思ったのです。
もし僕がうつ病患者ではなく、毎日仕事に出かけている人間だったとしたら、子供たちが帰ってきたときに、できてないことを怒ることができただろうか。子供たちの平日の所作で僕が咎めることができただろうかと。
答えはノーなんですよね。
本来僕は平日の昼間にはいるはずのない人間なわけです。平日の昼は妻が子供たちの世話をしますし、面倒を見ます。
それを僕がしてしまったら、本来しつけをするはずの妻の仕事を奪ってしまうことになりますし、僕も妻も怒ってしまうことで子供たちは誰を頼りにしていいのか、誰に逃げていけばいいのかがわからなくなってしまいます。
やはりそれは避けた方が良いことだと思います。片方が起これば、片方が慰める。
このバランスが大事なのではないかと思うのです。
考え方が変わり行動が変わった
こう思った瞬間から、僕は平日の朝から夕方過ぎにかけては子供たちについては起こらないと言うことに決めました。
もし子供たちが間違っていることをしたりいけないことをしたりしていた場合は妻にそのことを伝え端から怒ってもらうようにしています。
また、子供たちができてないことや妻ができていないことで僕ができることがあれば僕が行うようにしています。例えば家事です。
行動が変わって気持ちが変わった
こういう考え方を持つようになってから僕のイライラは減りました。
子供を怒鳴りつけるのことも無くなりました。
ただし、土曜日や日曜日といった僕が通常いる時間帯、本来いる時間台で起こったことについては注意をしたり怒ったりするようにしています。
その時は妻がフォローしますし、きちっと親でバランスを取るようにしています。
この考え方をするようになってから精神的に安定するようになってきましたし、平日の夕方でも普通にゆっくりすることができるようになりました。
これからも僕は本来平日には言ってはいけない人間なので「平日に起こる事はできるだけ関与しない」という考え方を守ってうつ病の療養に努めたいと思います。